家5m手前

これはこれは
震え上がり、奇声まで上げてしまいそうな出来事でした

学校が終わり、すぐに帰ってもジジイの顔を拝むだけ
1分でも短くていい…拝みたくないが故に本屋に寄り
立ち読みをして
音楽を聴いて、らんらんるー☆

みたいな気分で家に帰りました

自分の家はアパートでエレベーターから自分の家までの廊下を歩いていました

友達とメールをしながら歩いていた私は目の前のことに気づいてはいませんでした

左斜め上から、バサッという音がして、嫌な予感を感じ3秒その場に止まり
ゆっくりと音のするほうに顔を上げ、私を見てしまった


そこには…奴(鳩)°・(ノД`)・°・

本当と書いてマジで、6階から逝こうかなと考えました

素早く5歩下がり、壁に背中を預け周りを警戒しました

奴(鳩)の仲間は!?護衛部隊(鳩)?!特攻隊(鳩)?!
仲間なんか来てみろ、私は家じゃなくて黄泉の国に逝くしかないじゃないか!！


我が家5m手前での出来事

あと5mも行けば、我が社はあるというのに…
もどかしさ
手に汗握る緊迫感

奴(鳩)と私の一騎打ち

5分間の葛藤は、テストよりも長く感じた


しかぁぁぁぁし!!
ここで我が救世主(母)が私の危機を察知して(仕事が終わって帰ってきた)、護衛にきてくれた

有り難き幸せ!!!!!


我が救世主(母)は
「主、大丈夫か?!(あんた、何してんの?)」

私は救世主(は)に
「今、奴(鳩)との一騎打ちに…だが私はもう駄目だ…(ちょ!家に帰れねぇんだ)」

救世主(母)の
「駿足(追いかけ回した)により奴(鳩)は逃げ去っていった」


救世主(母)が扉(家のドア)を開けて
「主(私ね)よ、急げ(ほら、さっさと入んない。あんた、馬鹿だね)」

こうして救世主(母)により、私は無事に我が社に帰還することができました

めでたしめでたしでした



ではでは～